大手前、初回の5点に泣く―対市岡、3年前の雪辱ならず
7月15日豊中球場で大阪府予選一回戦大手前は市岡と対戦した。数日前からの西日本集中豪雨の影響で天気予報は雨だったが、運よく降雨なく曇り空の野球日和となった。
この日、恒例の第8期生(昭和31年卒)高齢熱狂応援団は小川(硬式野球)・深田(硬式野球)・美甘(軟式野球)・野村(軟式野球)・北村(ソフトボール)・松下(バスケット)・山村(水泳・国体出場)・中川(卓球)の8名が応援観戦した。常連の池永(硬式野球)氏は都合でダメ、次回から参加する決意が表明されていた。
思えば3年前、大手前は市岡と対戦、9回5−5互角の闘いで延長戦に。だが10回裏サヨナラ負けとなった。翌日の朝日新聞は「緊迫の 試合投げ抜き 悔いはなし」―公立対決両投手が完投―と長い記事の中でわが北谷投手の好投を紹介した。あの悔しさを忘れられないわれわれ高齢熱狂応援団全員は「今回は雪辱するぞ」と心から決意してプーレーボールを待ったのだが…。
先攻は市岡、立ち上がりわが市来投手はコーナを狙いすぎたか、1・2球とも外角ギリギリはずれた。この後のボールもほんの少し外れた。このせいか、連続2者に四球を出した。1アウト後、さらに連続四球で押し出し1点、この後、ライト線3塁打で走者一層、4点に。さらにセンター前ヒットで5点。初回で打者一巡。アーア。だが、市来投手、2・3回は三者凡退に退け、立ち直ったようで、打線の奮起が待たれた。3回裏、1死後8番森四球で初走者に2盗するも得点につながらず。4回、大手前竹内投手に交代。1死満塁でヒヤヒヤさせられたが、投ゴロとライトフライで逃げ切る。4回裏、先頭打者2番嶋上初ヒットに歓声上がるも、あえなく牽制アウト。あと凡退。5回表、四球、バントで1死2塁、2ゴロで2死3塁にワイルドピッチで6点目。さらにライトフライ落球の後、ヒットが出て7点。5回裏、2死後7番木嶋左中間2塁打で場内沸くも得点につながらず。5回を終わって、市岡四球8、大手前ヒット2、四球2。四球の差が明暗を分けた。6回裏、大手前1死1・3塁のチャンス到来、初得点に期待高まるも4番松本の快心のあたりはセンターライナー。1塁走者返れずゲッツーに終わる。7回、四球・死球・ワイルドピッチで8点目。1死満塁で押し出しで9点目。さらに満塁でヒットが続き12点に。7回裏、川崎・木嶋のヒット続くも得点に至らず。7回12−0のコールド負けとなった。
この日の闘いは初回の5点に尽きると思われる。初回の4四球と5投手が与えた死四球計13個が勝敗をわけたといえよう。3年前の雪辱はならなかったが、市岡山本投手の好投を讃えたい。市岡の2回戦以降の健闘も期待したい。大手前の選手諸君、父兄のみなさん、ありがとう。また来年、行きますよ。              (野村記)





 
 


 
 




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